◆ 9期 瀧田会長の投稿「ことわざ集」 ◆ 2020年7月2日
鞠躬尽力(きっきゅうじんりょく)
鞠躬尽力、死して後已まんー建興六(二二八)年、諸葛孔明は最後の出陣に臨み、軍隊を繰り出す決意の書「後出師の表」を皇帝劉禅に奉じた。その中の一文である。
鞠は毬のこと。体を毬のようにちじめて全力を尽くすのが鞠躬尽力の意である。それを死ぬまで続けてやまない、というのである。
百折不撓(ひゃくせつふとう)
どんな困難にも屈しない。百篇倒れたら百篇立ち上がる。それが人類のDNAである。このDNAをフルに発揮して、われわれもこの新型コロナウイルス禍を克服したいものである。
意志あるところに道はひらく (東洋古典 菜根譚 出典)
「天は無心のところについてその衷を牖く」― 天は一つの目標に向けて意思を固め、無心に努力する者に、その真心をひらいて導いてくれる。(ちゅうをひらく)
「世間、心力を尽くして私なき者、必ず香を成す」― 二宮尊徳
「“むずかしいことだけれどやろうじゃないか”ということを言い続け、そして実際にやる努力を続けていけば、必ず事は成る。“もうできないだろう”とさじを投げたら、永遠にできない」
ー松下幸之助ー
志ある者、事竟に成る ー 歴史書「後漢書」にある言葉である。堅い志を持つ者は、いかなる困難に遭っても必ずその志を成し遂げる、という意味である。
過日、ノーベル賞を受賞された本庶佑さんはこの言葉に心を鼓舞された一人ではないであろうか。ノーベル賞の賞金を基に交信を育てるべく設立された財団を「有志竟成」と名付けられた。
京セラの稲盛和夫さんも次のように言っている。「宇宙は知恵の蔵、心理の蔵であり、真摯に努力する者に、天はその蔵を開いてくれる」・・・と。
命は吾より作す(めいはわれよりなす)― 運命は自分がつくる
「君なら、僕がいまから言う二つのことを守り通したら、松下電器の重役になれる。一つは、いい会社に入ったと思い続けられるかどうかや。入社したばかりの時はそう思っても、嫌な上司に出会ったり意に沿わない仕事をさせられてもなお、いい会社に入ったと心から思えるかどうかはすごく大事なことや。もう一つは、社会人になってお金が一番大事と思ったらあかん。もちろんお金も大事だが、お金を無くしても取り戻せる、しかし、人生にはこれを失うと取り戻すのに大変苦労するものがある。それは信用や。信用を大事にせなあかん」・・・十歳で丁稚奉公に入り、一台で大企業グループを創った松下幸之助の入社式の訓示。
コロナというものの襲来により、世界が混乱の渦中に引きずり落されようとしております。一人の人間として何ができるかを考える良い機会であります。何か参考にでも。
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